CO-DESIGN 共に、デザインする。

丹羽設計の住宅住宅の特徴

丁寧で古びない
シンプルなデザイン

住まいは、「長く住む」ことが基本です。そのため、丁寧でシンプルな「古くならない」デザインを心がけています。

そのための第一は「シンプルで時代を超えていく、単純な美しさ」があること。流行を取り入れた奇をてらったデザインは、流行が終わると急に古くさく見えます。これまでのスクラップアンドビルドの時代はそれでも良かったのですが、これからは、建てた家を永く住みつないでいく時代なので、「時間が経っても常に美しい」古くならないデザインを丁寧に行います。

第二は「本物の素材を使うこと」。古くなると新建材は「ぼろ」になりますが、自然素材は「味わい」になります。これからは、丁寧に永く住みつないでいく時代なので、時間が経つほどに味が出て価値が高まる自然素材をできるだけ使ったデザインとします。

(今から家を建てた方が老後を迎える2050年頃には、家の新築は少なく中古住宅に住む人が多くなることが予想されています。欧米諸国と同様に中古住宅の市場ができ、中古住宅が高い値段で売買される時代になります。新建材を使った大多数の家は「ぼろ」なので安い価格となりますが、自然素材を使って「味」の出た住宅は価値が出るので、老後の資金の備えになる時代がきます。)

自然が身近に感じられる
「和」の要素を取り入れた
持続可能なエコデザイン

これまでのモダンデザインは、欧米で生まれたデザインがベースなので、内部と外部が明快に分けられた構造でした。これからは、日本建築の良さを見直し、庭と一体となって外部と内部が連続する開放的な住まい方の方が、より快適で潤いのある暮らしを実現できます。

また、これまでの住宅はエネルギーが安価な時代の方法でエアコン等の設備により快適性を確保する考え方でした。これからは、新興国も発展しエネルギーが高くなるので、自然エネルギーをより利用し、より少ないエネルギーで持続可能な住まいが求められます。

私たちは、OMソーラーの開発者の一人でもある丸谷先生が主催のエコハウス研究会が広めている「そらどまの家」の考え方に共感し、「太陽熱の有効利用」や伝統的な民家に学んだ「呼吸する壁」を用いて、自然エネルギーを利用した快適な住まいを実現します。

また、日本の伝統建築に学び、庭と内部空間を合わせてデザインし、四季が美しく感じられる潤いのある住まいを目指します

常に時代の課題を解決する
「これからの住まい方」を
目指す姿勢

現代は「住まい方」の転換期にあります。これまで当たり前だった「住まい」と「暮らし」のあり方が、大きく変わろうとしています。これまでは、

  • 新築住宅を大きなローンを組んで個人所有する時代
  • 核家族中心の小さな家族の時代
  • 都市中心でサラリーマン中心の通勤生活の時代(分業してお金でものを買う時代)

でした。現代に暮らしていると、ずっと前からこのライフスタイルが当たり前のように思いますが、戦後にできた新しい暮らし方で、それまでの暮らしとは大きく違うものです。戦前は、

  • 田舎は持ち家だが、都市部では9割が借家に住む時代
  • 大家族中心でお互いに助け合う時代
  • 人口の8割が農民で、基本的な野菜や服など暮らしに必要な物を自分で作る時代

でした。戦後の工業化で大きく変わったのは、たった50年ほど前なんですね。

今また、インターネットの進化や人口減少による社会の変化で、暮らし方が大きく変わろうとしています。未来のことなのではっきりとは分かりませんが、

  • 人口減で増える中古住宅を活用して、低コストで自分らしい住まいを創る時代(住宅ローンに縛られない暮らし方)
  • 高齢化で低負担の医療や福祉の維持が難しく、行政サービスに頼れなくなるので、大家族や家族相互の助け合いで乗り切る時代(福井モデル)
  • 大企業中心・サラリーマン中心から、地方の中小企業やフリーランスで、地に足の着いた「丁寧な手触りのある暮らし」の求められる時代(地方移住)

などが考えられます。
それに伴って、理想的な住まいのあり方や、手に入れ方なども大きく変わることが予想されます。今までは、お金を払って「住宅を買う時代」でしたが、これからは知恵と工夫で「住まいを創る」時代になるのではないでしょうか。

今まで通りの「おしゃれなデザインの住宅」を提案することも可能ですが、私たちはこれから必要となる「住まいと暮らし」のあり方を考え、可能な限り提案していきたいと思っています。

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