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日々の仕事の中で気づいたこと、感じたこと、
建築業界や設計事務所のこれから未来について思うこと、
現場レポートなどを綴っています。
2025年春採用のスタッフを募集します
その他 / 2024.3.2
スタッフ募集
2025年春に採用予定のスタッフを募集します。
今回は一般の学生の方に広く利用されている「リクナビ」で募集を行います。下記の事務所の紹介を読んで興味を持たれた方は、リクナビよりご応募ください。
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「いまは地方でも本格的な建築デザインができる時代です。むしろ、コミュニティと近い地方の方がいろいろな地域の課題をデザインで解決する仕事に取り組みやすい時代が来ています。」
丹羽建築設計事務所は、住宅からオフィス、大きな公共建築など、さまざまな建築をデザインする設計事務所です。先代が設計事務所を開いた40年以上前から、ずっとデザインを大事にした建築をつくり続けてきました。
住宅や高齢者施設など特定の分野に専門特化した設計事務所が増える中で、いろいろな種類の建物を設計できる小さな設計事務所は珍しいかもしれません。
今回募集するのは、設計デザイン全般に関わる設計スタッフです。将来を見据えて新たな一歩を踏み出したタイミングで一緒にチャレンジする仲間を探しています。
岡山駅から路面電車でコトコトと10分ほど揺られて、県庁通り駅から3分ほど歩いて老舗のおいしいケーキ屋さんを過ぎると、私たちの事務所があります。正面の大きなガラスの向こうにクリ材の大きな打ち合わせテーブル、階段を上がって扉を開くと、建築やデザインの雑誌が並ぶ本棚に観葉植物が並ぶ打ち合わせコーナーと、BOSEのオーディオからBGMが流れるオフィスがあります。「落ち着いた仕事環境でしょう。昼休みには岡山城や後楽園の周辺も散歩できるし、表町商店街や建築書の充実した本屋さんの丸善にも近いし、いいところなんですよ」、と代表取締役の丹羽が言う。
設計事務所というとマスコミや出版社などと並んで長時間勤務のイメージが強いが、いまは違うようだ。
「若い頃は、そういう時代でしたし、毎日夜の12時まで仕事をしていました。でも、10年ほど前の結婚をきっかけに仕事の仕方を変えました。今では、夜の7時半には家族とゆっくり食事をしています。」
「設計の締め切り前は忙しいときもありますが、スタッフも土日は、ほとんど休んでいるし、働き方改革が世間で言われるよりだいぶ前に、改革していたと思います。」 「でも、その分、短い時間でテキパキと仕事を終わらせないといけないので、なかなか大変です。のんびり仕事をしていた昔が懐かしいですね(笑)。」
どんな人に応募してほしいのか聞いてみた。
「うちは小さな設計事務所で、クライアントとの打ち合わせ・デザイン・図面作成・現場での建設会社との調整など、全部を一緒にやってもらうことになるので、ある程度何でも取り組める人の方がいいです。」
「でも、プロジェクトの全部に関われるので、数年で一人前になれます。大きな会社だと、プロジェクトの一部にしか関われないので、一人前になるのにすごく時間がかかるんじゃないかな。それは小さな設計事務所のいいところですよね。」
「それから、住宅からオフィスや学校などの公共建築まで、いろいろと手がけるので、いろいろなことに興味を持ってくれる人の方がいいです。私も大きな学校を設計した後は、次は小さな住宅がやりたいな、と順番に楽しんでいます(笑)。」
「経験があるのは助かりますが、これまでは新卒の方を育ててきたので、やる気があれば大丈夫です。」
今後の建築デザインについても尋ねてみる。
「これからは、人口減少や気候変動の問題もあって、社会とデザインが大きく変わっていくと思います。デザインは、本来は機能を整理して、それに形を与えるもので、機能美が基本です。これからは、住むかたち(家)、働くかたち(職場)、学ぶかたち(学校)など、建築のデザインも変わっていくので、新しい暮らしのカタチを考えていきたいと思っています。ですので、建築雑誌を見て、これまでのデザインを上手にできる人というよりは、一緒に新しいデザインのかたちを考えてくれる人の方がありがたいです。」
何か具体的なプロジェクトはあるのだろうか?
「小さなエコの家」を分離発注で丹羽建築設計事務所が工事の管理もしながら建てる新規事業を立ち上げています。昨年に事業再構築補助金を頂いて、実験住宅を3棟建築しました。
建築費の高騰を受けて外構工事が一度に進められなくなり、外構工事の予算が確保できて工事してからの一般公開になるが、今年は外構も完成させて、多くの方に見て頂き、依頼を受けて設計と工事を実現したいと考えています。分離発注なので、通常はあまり話をしない大工さんや左官さん、電気屋さんなどと一緒に工事を進めて行き、新しい建築づくりの輪を拡げていく楽しさがあります。
「まずは、小さなエコの家のプロジェクトを手始めに、古いアパートをリノベーションするなど、少しずつ新しい暮らしのかたちを提案していきたいと考えています。」
事務所の経理だけでなく住宅コーディネーターを手がけるMさんにも話を聞いてみた。
「私は、元銀行員であることを活かして経理の仕事と、主婦であることを活かして住宅コーディネーターの仕事をしています。設計中の住宅では、家事効率を上げるための家事動線のアドバイスや子どもの勉強コーナーの設えのアドバイスなどをしています。打ち合わせにも一緒に参加して、暮らしの中の要望を引き出すようにしています。」
「現在は、子どもが小学生と幼稚園児なので、週に数日のパート勤務です。きちんと仕事をすれば、ある程度自由にさせてもらっているので、助かります。」
現在はどんなプロジェクトが動いているのだろうか?
先ほどご紹介した「小さなエコの家」のプロジェクトを、今年は設計を受注して仕事を進めたいと思っています。また、以前から取り組んでいる岡山県北の奈義中学校の一期工事の校舎が完成して、図書館やランチルームなどの二期工事が工事中です。岡山県中部にある棚田で有名な美咲町では、多世代交流拠点の図書館棟・物産センター棟など一期工事が完成して、春からは町役場の建設工事が始まります。他にも保育園のプロェジクトなども進行中です。
これからは「小さなエコの家」のプロジェクトを事務所の柱の一つに育てたいと思っているので、その設計だけでなく、分離発注で行う現場の管理も一緒にできる人が来てくれるとありがたいです。大工さんや電気屋さんに工事の指示などを伝える仕事が大事になるので、人と話したりコミュニケーションを取ることが上手な人だと助かります。
将来的には、大工さんたちと古民家や空き家のリノベーションなども行って、デザインの力で社会のお役に立てる仕事が一緒にしたいですね。
今回は正社員1名を募集しています。岡山に在住の方だけでなく、都会からの移住を考えている人も歓迎です。
「岡山は、妹島和世、安藤忠雄、磯崎新、丹下健三や前川國男など、いい建築家の建物が集まっています。近くの直島には、最先端の現代アートの集うベネッセアートサイトもあるし、文化的環境も整っています。地震や台風などの災害も少ないし、地方でも住みやすいいいところだと思います。」
「実は、瀬戸内海の本島に祖父の出身の家があります。数年前に家族や友人・知人たちと大工だった祖父が建てた古い民家をセルフリノベーションしてみました。住んでいる人が5人程度の限界集落ですが、ゆくゆくは、2軒ある家をDIYで改修して、民泊や移住者の方に使って頂くなど、何かできないかと思っています。今のところ夢みたいなものですが、島のサテライトオフィスで設計するなんていいですよね(笑)。」
新しい小さな家のプロジェクトなどを一緒に実現してくれる方を募集しています。
ぜひ、ご応募ください。
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募集職種: 設計スタッフ
雇用形態: 正社員
給与:月給 大卒200,000円~
専門学校卒など180,000円~
福利厚生:健康保険、雇用保険、労働保険、
厚生年金、 奨学金手当、
建築巡り休暇(5日)、賞与年2回
仕事内容: 設計デザイン
・クライアントとの打ち合わせ
・デザイン、基本設計、実施設計図作成、
各種申請業務、現場監理
使用ソフト:ARCHICAD、JW-CAD、
ILLUSTRATOR、
WORD、EXCEL、POWERPOINT
(WINDOWSパソコンを使用)
休日休暇: 土曜・日曜(完全週休二日)、祝日、年末年始休暇、お盆休み
応募資格:【こんな方からのご応募お待ちしています!】
・2025年4月から勤務可能な方
・建築系の学校を卒業した方、卒業予定の方
・デザインの好きな方、得意な方
・建築設計の実務経験のある方
・建築系学科を出て不動産業界に勤めたが、
やっぱり設計がしたい方
・イラストレーターを使える方
・普通自動車免許のある方
・コミュニケーションを取るのが好きな方
・20代~25才くらいまでの若い方を希望
・経験よりやる気のある方を歓迎します。
採用予定人数: 設計デザイン(正社員)1名 (新卒・既卒)
選考プロセス: 会社説明会 → グループ面接 → グループワーク・個人ワーク → 最終面接 → 採用
詳しくはリクナビをご覧ください。(下記のリンクをクリック)